オレンジの白猫ブログ

白猫プロジェクトに関するお話をします!

新春茶熊2020の感想・解説

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前置き

キャラクター

テーマ

ストーリー

最後に

 

前置き】

どうも、オレンジ(@orange_wcat)です!

周年の足音が聞こえてきた今日この頃、TwitterでもFragmentシリーズの今後について様々な意見が飛び交い、非常にワクワクしています。Fragmentシリーズについてのお話はまたいずれしたいと考えています。

今回は、私が茶熊学園の中で最も秀抜と思う偉大なイベント、『新春茶熊学園2020』の魅力を伝えたいと思います。新春茶熊学園2020はただ頭を空っぽにして見ても面白いと思えますが、秀逸な演出や、練りに練られた脚本に気付くことで真の面白さを理解できる構成になっています。なので、「新春茶熊?そんな大したイベントだっけ?」と思っている人は、是非本ブログを読んでみてください。人の個人的感想にとやかく言うことは非常識だと理解した上で言いますが、新春茶熊をつまらないと言う人はシンプルに読解力が足りないかセンスが無いと思います。こういう強い言葉を放つ分、みっちりたっぷり魅力を伝えたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

※これ以降、ずっっっっっっっとイベントの内容を褒め倒します。白猫をボロクソに否定した文がお好みの方は、残念ですがお引き取り下さい。

⚠️以降、新春茶熊のネタバレをガッツリ挟みます。尚、本イベントはネタバレの有無で面白さが変わるタイプでは無いので、本編をまだ見ていない人も安心して読んでください。

 


キャラクター】

新春茶熊学園2020(以下、新春茶熊)では、個性豊かな7キャラクターが投票で選ばれ、出演しています。まずはその7キャラについて触れていきます。

 

・ウェルナー

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オーバードライブ紅蓮2で初登場した男性キャラ。ヤク中。薬物を腕にチューチューすることで変身する。昔、ファビオラという婚約者がいたが、目の前で赤いヴァリアントに殺されてしまう。以来心を閉ざし、ただ赤いヴァリアントを殺すためだけに生きる。セーラには唯一心を開いている。元婚約者の仇を打つことを第一に考えており、自分が楽しむという目的では一切行動しない。薬のせいで身体はボロボロであり、度々保健室の世話になっている。

 


ソアラ

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求人勇者イベで初登場した女性キャラ。おもしれぇ女。誰とも明るく接する性格をしているが、心の深いところでATフィールドを作っており、「私がいなくてもいい」という考え方をしてしまう。自分のことを「大勢の中の一人の自分」と認識しており、自分の存在価値について考え込んでしまう。その証拠に、新春茶熊の前半~中頃まではあまり学園生活の表舞台に立とうとしない。部活動にも所属していない。個人的に茶熊ソアラの覚醒絵は1,2位を争うくらい好き。

 


・レクト

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オーバードライブ紅蓮で初登場した男性キャラ。THE・根暗。非常にネガティブ体質で、良いことが起きても素直に受け止めない。「一線を越える」が口癖であり目標でもある。シンプルに友達が少ない。男らしく、強くなるために行動する。学園ではラグビー部に所属し、男を磨いている。リネアとキアラという2人のガールフレンドがいる。羨ましい。はやく一線を越えろ。

 


・トワ

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九条霊異記で初登場した女性キャラ。温泉狂。同イベントで初登場したセツナとのカップリングが非常に有名で、Twitterでもカプ絵が大量に見られる。故にセツナにひどく依存している。2年前にパートナーのセツナが単独で茶熊学園に入学しており、トワはセツナの学校での話を一方的に聞く形となっていた。上記の依存体質から友達は非常に少ない。新春茶熊ではセツナと同じ部活に入ろうと試みたが、セツナに色んな体験をしてほしいと言われたことから、勇気を出してゴルフ部に入部した。たまに相棒のオハギをゴルフボールと間違えてショットしてしまうらしい。やばくねぇか、それ🤔

 


・シエラ

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蒼空の竜騎士で初登場した女性キャラ。ボディペイントみたいな服(フレイヤ作)をよく着ているが、新春茶熊では学生服を着ている(えち)。昔から1角竜のフレイヤと生活を共にしており、フレイヤに依存しがちな面も見られる。故にトワと同じく友達が少ない。ちなみにシエラとトワは温泉友達。フレイヤはシエラに友達が出来るかを心配している。学園ではテニス部に所属する。

 


・ダグラス

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初期の白猫を遊んでいたなら誰もが知ってる男性キャラ。Brave The Lionというイベントで初登場。特に同2作目はストーリーの良さも相まって心に残っている人も多いだろう。実はミーチャという人物のクローンであり、瘴気を食わないと生きていけない。戦う度に身体がボロボロになっており、新春茶熊当時はもう寿命がほとんど無い。茶熊学園へは、残された人生を少しでも楽しんでもらおうという周りの計らいで入学した。

 


さて、ここまで6キャラクター紹介しましたが、1つ共通していることがあります。それは、6人とも心や身体に暗いモヤを抱えているということです。モヤの濃さには程度があれど、人間関係であったり辛い過去が絡んでいる場合が多いです。大事なのは、これらは全て各キャラの過去に出演したイベント(+思い出)で補完されており、ある程度の説得力と深みを持っているということです。では、最後の1キャラを紹介します。

 


・エレノア

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言わずと知れた白猫の代表キャラクターの1人。初登場は伝説の神イベント、4th記念「WORLD END」。最近闇堕ちver.が登場してますます人気に拍車がかかった。天使。結婚したい。茶熊入学投票では圧倒的No.1を叩き出した。新春茶熊以前の出演イベントは、WORLD END、シェアハウス3、KINGS CROWN3。WORLD ENDでは、自信に起きた壮絶な出来事が描かれたが、その後の思い出やシェアハウスで、「この世界」で生きる意味を見つけ、KC3で未来への想いにも一つの結論を見出した。

 


さてさて、エレノアは上で紹介した6キャラと明らかに異なった側面を持つとお分かりでしょうか?それは、エレノアには新春茶熊時点で心のモヤモヤが存在しないことです。故に、本イベントの先導役(生徒会長)として最も向いている存在なのです。また、この違いが本イベント、最後のシーンのキーとなります。

 


テーマ】

本イベントのテーマは、ずばり「青春の終わり・過ぎ去りし時」です。【キャラクター】欄でわかる通り、新春茶熊のキャラクターは非常に魅力的ですが、何か裏があるようなキャラクターが揃っています。こういったキャラクターが学校(青春)という舞台に立たされ何を感じるのか、そしてその青春が終わりを告げようとする時に何を思うのか。このテーマは非常にセンシティブであり、生半可な結論を出しただけではただの茶番になりかねません。しかし新春茶熊では、エレノアという「完成された」キャラクターを使うことで、答えをしっかりと示しています。

 


ストーリー】

本イベントは、春夏秋冬の1年に渡って学生達の生活が描かれます。全て素晴らしいストーリーが仕込まれています。本項では全ての季節についてあらすじを踏まえた解説をしていきます。

 

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「春」はエレノア達が入学したばかりの頃であり、主に部活動について描かれます。エレノア、ウェルナー、レクト、トワ、シエラ、ダグラスは入部する部活が決まりましたが、ソアラだけは決めることが出来ませんでした。結局ソアラ帰宅部のまま、春を終えることになります。初見では、あーソアラならそうしそうだなーと軽く思うかもしれませんが、この描写があとあとの伏線になっています。ちなみに「春」の中での1番の見所はレクトとソアラのシーンだと思っていますが、皆さんはどう思いますか?この季節はまだストーリーの中でも「起」の部分にあたり、キャラ紹介的な意味合いが濃いです。ただここがしっかり描かれることで、以降の季節が際立つんですよね。

 

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「夏」は学校に泊まり込みで行ったキャンプファイヤーでの様子が描かれました。夏といえば太陽サンサンで明るいイメージですが、本イベントでは夜が舞台です。この演出が非常に秀逸なんですね。「学校」といえば、一般には朝に投稿して夕方に下校する事が多い、つまり、基本は明るいイメージがあると思います。では皆さんが「学校での青春」をイメージすれば、どんな風景を浮かべますか?当然朝早くから部活の練習をした事や、昼休みに思いっきり友達と遊んだ事を思い出す人もいるでしょう。しかし、体育祭や文化祭の準備のために日が暮れるまで学校に居残り、自転車のライトを付けながら友達と晩御飯を食べに行った経験や、修学旅行で消灯時間を過ぎてもずっと語り明かした夜、そして真っ暗な闇夜に燃え盛るキャンプファイヤーの周りで歌を歌ったことなどを思い出す人も少なくはないのではないでしょうか。何故かと言うと、それは学校生活において「夜」が特別だからです。故に「学校での青春」を演出するには夜を使うことが非常に有効的なんですね。本イベントでは、明るいイメージが強い夏に、夜を思い切って使用したのです。この英断のおかげで、キャラクター達が同期や在校生たちと過ごした、特別な時間を演出することができました。

イベント内では、トワが思い切ってノアやアイシャとコンタクトを取ろうとし、ソアラはユキムラ、キャトラと正に青春と呼べるような体験をしました。レクトはリアムから男を学び、セイヤという友達もできました。ダグラスとウェルナーは、大人ながらはしゃぎはしませんでしたが、静かにその雰囲気を一緒に楽しみました。「夏」を共にすごしたことで、彼らにはかけがえの無い思い出が出来ました。

 

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この季節は、全イベントの中でも非常に重要な「転」と「結」の時期でもあります。「秋」では、主に体育祭が描かれました。各学年対抗で点数を競うシステムであり、勝つためにはクラスの協力や絆が重要です。

さて、この時期にはエレノア、ソアラ、トワ、シエラは仲良し4姉妹となっていました。ある日、エレノアがクラス対抗リレーに関して、トワとシエラに「ソアラさんがすごいんですよ♪ソアラさんがいれば百人力です!」と言いました。これに対して、ソアラは何故か曇った表情をしました。新春茶熊を見る前までは、この行動の意味は理解できなかったでしょう。しかし、「春」のレクトとの会話や部活動に入らなかったこと、「夏」のユキムラ、キャトラとの会話劇といった秀逸な脚本を読むことで、何となく理解できると思います。話は変わりますが、ウェルナーは「春」や「夏」ではあまり学園に馴染もうとしませんでした。しかし、「秋」では家庭科部を通じて少しずつ学生と会話をするようになりました。これまでは友好的だったが何かつっかかりがあるソアラと、これまでは非友好的だったが段々と心を開いたウェルナーの対比が見事に表現されています。ウェルナーが心を開けたのは、「夏」や「秋」の前半で描かれた、友人たちとの「青春」が会ったからこそです。故に、ソアラの心を開く答えも、分かるでしょう。文化祭当日、ソアラは寮に引き篭もりました。しかし、エレノア、トワ、シエラは開会式が近づいているにも関わらずソアラの元へ行きました。ソアラは「大勢の中の一人の自分。あたし一人いてもいなくても変わらんのではないかなー」と吐露します。しかし、「私たちのクラスメートのあなたは、ここに1人しかいない」というエレノアの言葉に加え、シエラの「私も今まで、親友って呼べるような人間の友達って、誰もいなかった。でも今は違う。」という言葉や、トワの「セツナがそばにいない私を好きになってくれる人なんて、きっといないと思っていました。でも、この学園に来てそうじゃないと分かった。私はソアラさんが好きですよ。」という言葉を受け、自分がここにいる理由を見つけることができました。この流れが非常に美しく、ソアラが自分の悩みに対する答えを見つけた理由として強い説得力を持つんですね。

 

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秋はソアラやウェルナーなどの心を主軸としたストーリーの「転」と「結」でしたが、冬は新春茶熊全体としての「転」に当たります。冬とは終わりの季節。エレノア達はまだ1年生ですが、友人たちとの別れの寂しさを思い始めます。ちなみにダグラスは二重の意味で別れの訪れを感じています。このチャプターは非常に短いですが、春から秋にかけてしっかりと彼らの青春が描かれたことがフリとなり、その想いが非常によく伝わってきます。また、彼らが別れを語ることで、私たちに新春茶熊2020の終わりが近いことも想起させます。最後のクエストの名前が「まだ一緒にいたくて」、「時は過ぎる」、「大切なクラスメート」という事もあり、当時泣きそうになりました 笑。

 

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「冬」の最後、彼らは教室でクラスメート達と年を越そうとします。しかし、事件が起きます。叡智のカントナータという人物(?)が生徒達を眠らせてしまうのです。予め警戒していたウェルナーのおかげでトビコ組のメンバーは眠らずにすみましたが、それも一時的なものでした。その際、叡智のカントナータの目的が「永遠の青春」である事が言及されました。彼の術に素直にハマれば、生徒たちは永遠に終わらない青春を楽しむことができるのです。これは「冬」で述べられた終わり・別れの寂しさに対する一つの解答になります。ダグラスは死ぬことはなく、シエラたちはずっと友達と青春を楽しむことができます。その後、トビコ組も眠りに落ちました。

…かのように見えましたが、何とか堪えたキャラがいました。シエラです。更にシエラに続きトワも加勢に加わります。ここからトビコ組のメンバー達による、新春茶熊の中で最も素晴らしい掛け合いが始まります。

突然ですが、皆さんは「永遠」を目の前に提示された時、どのような言葉を放ちますか?先程、このストーリーのテーマが「青春の終わり・過ぎ去りし時」と述べました。「???」編では、「春」から「冬」にかけてじっくり描いた青春をフリにして、このテーマに対する問いが投げかけられます。そして以降のシーンで、トビコ組のキャラ達がそれぞれの過去を踏まえた上で、各キャラクターが抱えるモヤモヤや、本イベントのテーマに対する解答を示してくれます。セリフの詳細については、ここでは敢えて紹介しないので、是非本編を読んでください。

といっても何も語らないのはどうかと思うので、少しだけ紹介しますが、ウェルナーの「さしあたっては──….パンを焼かねばならん。」というセリフが本当に大好きです。ストーリーを読んだことない人ならなんのこっちゃ分からないでしょうが、ここまで読み進めた人ならきっと分かってくれるはず…!

シエラ、トワ、ソアラ、レクト、ウェルナーの解答が示され、最後はエレノアの番です(ダグラスはまた後で)。キャラクター紹介の時にエレノアがイベントのキーになると述べましたが、正にこのシーンのことを言っています。5人のセリフも素晴らしいですが、エレノアのセリフはそれらの総括であり、物語のテーマに対するライターの解答、あるいは我々に対するメッセージでもあります。カントナータの言う「永遠の青春」を生きること。それは、未来を閉ざすことを意味します。エレノアは未来を閉ざされた世界で生きていました。その後アイリス様と出会い、明るい未来を求めて過去へ遡り、命をかけて戦いました。だからこそ、エレノアはこのテーマに対して、最も説得力のある解答をすることができるのです。そうしたエレノアの演説によって、トビコ組以外のキャラクターが目を覚ますことができ、敵勢力との形成が逆転します。この役割はエレノア以外には絶対にできませんし、彼女にこの役割を与えたことは、エレノアやWORLD ENDなどのストーリーに対する最大の敬意でしょう。そしてトビコ組以外のキャラクターが目を覚ました時、流れたBGMは「潰えぬ希望」─WORLD ENDの「荒廃した未来」における戦闘曲です。そしてアイリスが「届いたよ。エレノアの声。エレノアの想い。」と言います。この瞬間、BGMが「Wheel of Fortune」へと変化します。この演出の素晴らしさが分かるでしょうか!!?Wheel of Fortuneとは、WORLD ENDにて、エレノアが荒廃した未来で光の王の力を受け継ぎ、運命のルーンを用いて過去へ飛び立ち、視界が開けた時に流れ込んでくるBGMであり、エレノアが未来を求めて行動したシーンを象徴する曲なのです。このようにBGMを巧みに使うことで、WORLD ENDの名シーンをリンクさせてきました。これ考えた人は天才です。このシーンだけでご飯50杯はいけますね🤤。

さてさて、最後はダグラスですね。エレノアのシーンだけでもこのイベントは伝説になり得るのに、ダグラスも魅せてくれます。ダグラスは他のキャラとは違い命が尽きかけており、術にハマれば永遠に生きていられます。しかしダグラスは眠りません。BTL2にて、彼は「何もねえじゃねえか!!」と叫びましたが、このシーンでは「ここはオレにとってもクラスの連中にとっても、何よりも大事な場所だから─ここで退いたら、今度こそオレにはなんもなくなっちまう!」と述べます。なんと、WORLD ENDだけでなくBTL2も絡めてきました…!しかしダグラスの身体は限界を迎えます。その時、彼を助けたのが………なんと赤髪なのです!赤髪はアイリスやキャトラではなく、真っ先にダグラスの元へ向かいました。ダグラスは本当の意味で白猫プロジェクトを支えたヒーローであり、私達ユーザーはダグラスに対して並々ならぬ想いを持ちます。それを代弁した演出なのでしょう。この脚本書いた方、天才すぎませんか🤔。ちなみにここら辺のダグラスのセリフも非常に秀逸なので、ぜひ本編を読んでほしいです。

魔物をある程度倒した後、ついにカントナータとの決戦に移ります。そして呆気なくぶっ倒します(笑)。その後、ダグラスが遂に限界を迎えますが、なんとカントナータの術で延命できることが判明します…!え、ご都合主義だって?うるせぇ!!!!😠ご都合主義だろうがなんだろうが、面白さと説得力が伴っていれば何でもいいのです。かつて、私はDragon's Recordというイベントをご都合主義だと批判しましたが、そもそも物語にご都合主義は不可欠なのです。それを良しとするか否かの違いは、話が面白いかどうかです。正確には、それを結ぶ脚本が伴っているかですが…。新春茶熊はこれまで述べたように、しっかりとテーマに沿った脚本がなされており、当然ダグラスの身体周りの話も描写しています(保健室同盟など)。また、ダグラスは私達ユーザーにとっても大切なキャラクターであり、ダグラスに死んでほしいと思う人なんか一人もいません。ならいいじゃないですか!私達が憧れたあのカッコイイヒーローを、それがご都合主義になろうが、助けてあげましょうよ!

・・・少し話が逸れましたが、何やかんやあってダグラスは生き延びることが出来ました。ちなみにその時、カントナータはダグラスの中に吸収されましたが、これはBTL2のダニエルのシーンのオマージュになってるんですよね…。ここも素晴らしいです。

最後に、彼らは屋上で初日の出を拝みます。「冬」で述べられたみんなで年を越すという目標も達成できましたね!そして最後にエレノアが「青春は、あまりに短い。それでも、皆と共に積み重ねる時は、絆を育み、想いを紡ぎ、そして大切な思い出となる。季節は巡り。未来へと、繋がっていく。」と締め、この壮大なストーリーに幕が閉じられます。

 


最後に】

みなさん、ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。私には文才がないので、読みにくい箇所も多々見受けられたと思いますが、新春茶熊の魅力は伝わったのではないかと思います。本ブログでは主にストーリー展開や演出の素晴らしさを述べましたが、それ以外にもユーモアのあるセリフが沢山あり、非常に面白く、飽きさせない構成となっております。「???」編の各キャラクターのセリフに関しては、このストーリーの1番の目玉なので、ぜひぜひ本編を読んでほしいです。正直、私はここまで素晴らしいストーリーが茶熊で出てくるとは思っていませんでした。新春茶熊は私の中のイベントストーリーランキングトップ3に入っています。登場した7キャラクターが正に奇跡のような組み合わせで、誰か一人でも欠けたらこの奇跡のようなストーリーは描かれなかったでしょう。

新春茶熊学園2020は、白猫プロジェクトの栄光として「永遠」に語り継がれていくべき物語です。