オレンジの白猫ブログ

白猫プロジェクトに関するお話をします!

Fragment Versusという神イベについて 白猫プロジェクト8周年記念イベント

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どうもみなさん!!

オレンジ(Twitter : @orange_wcat)です!(´∇`)

 


【はじめに】

白猫プロジェクト、8周年おめでとうこざいます!!🎉🎉(もうそろそろ9周年が始まる時期ですが笑)

私はリリースとほぼ同時期に白猫を始めたので、もう8年以上の付き合いになるんですなぁ…。

個人的に驚きなのが、あのWORLD ENDの開催が白猫史の半分以前になったということです😳

時が経つの早いなぁ…。

いやぁ…いろいろありましたが、私の中で白猫プロジェクトは人生の中で非常に大きな面積を占める作品であり、白猫が無かったら今の私は無かったと思います( ˘ω˘ ) 。めざせ10周年と言いたい所ですが、白猫なら確実に20年、いや50年はいけると思います!(笑)

 

さてさて、白猫プロジェクトでは8周年の約3ヶ月ほど前から、8周年記念イベント関連としてFragmentシリーズが展開されてきました。そして2022年7月14日、遂にその最終章であるFragment Versusが実装されました!みなさん読みましたか??私は当然読みました!なんなら当日に全部終わらせました!(笑)

今回は、このFragment Versusについていろいろ語っていきたいと思います!!

批判??とんでもない!!!この素晴らしい超大作を褒めて褒めて褒めまくりますよ!!(๑•̀ㅂ•́)و✧

(全肯定信者と思われたくないので、うーんと思った箇所については最後に多少言及しますが…)

レビューの構成としては、まずはキャラクターについて軽く紹介し、その次に圧倒的クオリティの脚本について触れ、最後に主題歌について語ります!

ではでは…どうぞ!!ε=┏(・ω・)┛

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※これよりFragment Versusに関してのネタバレがあります。画像などもガッツリ貼ります。お気をつけください!!

 

 

 

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以下、略語を使用する場合があります。

Fragment Origin = FO

Fragment Nexsu = FN

Fragment Road = FR

Fragment Versus = FV

 

【目次】


【キャラクター】

まずはじめにFragmentシリーズの登場キャラクターを軽く紹介します!Fragmentシリーズでは、ジンや黒衣のエレノアを筆頭とする「世界の敵」なるチーム(以下、脅威組)と、それらに立ち向かう赤髪アイリス率いる「脅威に立ち向かうチーム」(以下、ヒーロー組)に別れています。シリーズ1作目のFragment Originと2作目のFragment Nexsuでは主に脅威組がメインで、3作目のFragment Roadではヒーロー組がメインで話が展開されましたね( ˘ω˘ ) 。それに倣い、ここでは脅威組→ヒーロー組の順で紹介したいと思います!

 

○脅威組

・ジン

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※これは妹にいいとこ見せようと鎖剣をぶん回してる兄です

Fragment Originで初登場した男性キャラクターです!!

双子の妹サヤと共にバールの役割【破壊】を受け継いだ、生まれたて我儘赤ちゃん。【シスコン】の役割も所持しているので、某シスコンの彼とはとても仲良くなれそうだヨナァ!?世界には役割は1つで十分なため、ジンのいた世界ではより強い力を持ったジンにサヤの力が統合され、サヤはそのまま死に至った。Fragmentシリーズでは【破壊】の力を行使するたびに彼の心が壊れていく描写があり、FVにはFOで見られた優しいジンはもういなかった。

 

・黒衣のエレノア(クロノア)

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※これは1日限定50個のプリンを買いに行くクロノアさんです

新メインストーリー1章で衝撃の初登場を果たした、みんな大好き黒衣のエレノアさんです!!FOが公開されてから、Twitterで一気にファンアートが爆増しました(´∇`)。

見た目と言動は(つまみ食いする方の)エレノアとは異なりツンツンしているが、言葉が常に丁寧語であったりサヤに激甘である事など、エレノアという人間の根っこの部分は変わっていない。また、上記の描写からツンデレ属性を持つと解釈される場合があり、数々の白猫ファンを萌え死にさせている(我既敗北済)。個人的に白エレノアと同じくらい大好きなキャラクター(*^ω^*)。アイリス様と出会い、光の王の力を継承し、運命のルーンを使って過去へ飛び、世界の終わりを防ぐべくロイド・イングラムに立ち向かった。恐らくここまでの流れは白エレノアとほぼ同じ流れを踏んでいるが、白エレノアと異なり狂乱の王子を止めることに失敗し、世界を救うことができなかった。

 

・サヤ

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※これはクロノアのつまみ食いの再犯を目撃したサヤです

Fragment Originで初登場した女性キャラクターであり、ジンの双子の妹です!

【ブラコン】の役割を所持している。あと【破壊】も持ってる。ジンのことを兄(あに)と読んだりお兄ちゃんと読んだりすることで、世界中のオタクに萌えを提供している。サヤのいた世界では、サヤの方がジンよりも【破壊】の力が強く、結果ジンが亡くなってしまった。FO~FRにかけては一貫として戦闘を避けるキャラクターだったが、FVではどうなるのか…。

 

・ディラン

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※これはサヤちゃんの成長が微笑ましいディランおじさんです

Fragment Nexsuで初登場したイケおじです!

少し白髪の混じった髪をしているおじさん。魔獣を自在に操り、魔獣の視界ジャックをすることも出来る。また、魔獣をトランシーバー代わりに使うことも出来る。正直チート。サヤのことはサヤちゃんと「ちゃん」付けで呼んでいる所がウケる。FRでは自身の弟ヴィシャスを魔獣化した状態で呼び寄せた。彼のいた世界では、弟二人はもう亡くなっているため魔獣化することができたが、アレスの次期王となるノエルだけは魔獣にはしていない。

 

・エクセリア

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※これはいつものエクセリアです

Fragment Nexsuで初登場したブチ切れ病み病みキャラクターです!!

基本機嫌が悪い。人間を嫌い、出来るだけコミュニケーションを取らないようにするが、たまにオモロいジョークを言うおもしれぇ女でもある。将来の夢は竜になること。竜と心を通じることができ、周りにいる竜を自分の元に呼び寄せることができる。FNとFRでは基本的に攻撃は竜に行わせていたが、FVではどうなるのか…?

 

さて、まずは脅威組を紹介しました!Fragmentシリーズは主に上記5キャラが話の主軸として展開されます。故にこれらキャラが魅力的であることがFragmentシリーズ成功の必須条件なのですが…

大成功ですね…!!!!

Twitterを見ていると、彼らのファンアートの数が物凄い量見られましたし、私個人としても全員大好きです!(これが箱推しってやつか🤔)。

さて、次にヒーロー組を紹介しますが、こちらは軽くいきます。

 

○ヒーロー組

・主人公

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※これはめっちゃ気持ちいいマッサージを受けてる赤髪です

3th以降毎年周年に顔を出している赤髪くん。なんと今回初めて名称が「闇の王」に!!FRでは「覚醒のルーン」というアイテムがピックされ、分かりやすい覚醒フラグが立っています(笑)。

 

・アイリス、キャトラ

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※これは周年イベをサボってゴルフしてた光の王です

今回アイリスは船を降りました。

キャトラはムードメーカーという仕事がありますが、今回もしっかりやってくれるでしょうか!

 

・エレノア(白エレノア)

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※これはつまみ食いをもはや隠そうともしないエレノアです

つまみ食いがトレンドのサバイバル娘。NW1章では光の王を護る剣として、KRに目覚めましたが、FVでは一体どうなるのか…?クロノアともしっかり因縁があり、そこも注目です。あと、FVエレノアの覚醒絵は白猫史上最強。

 

・オスクロル、シエラ、ティナ、カイル、イナンナ、その他メインストーリーキャラクター

しっかりとイベントストーリーに関わってきます!

 

キャラ紹介はこれくらいにしておきましょう!

 

え、1人紹介し忘れてる…?あぁ、ラムルさんのことですね。彼のことは後々詳しくお話しますのでもう少しお待ちください…。

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【脚本・演出】

さてさて、では本題中の本題、脚本・演出についてお話させていただきます!

Fragment Versusには素晴らしい部分が多々ありますが、その中でも脚本やそれに付随する演出が群を抜いて素晴らしい。今回はその魅力を全てお話します!ただ量が膨大なので、素晴らしいポイントを箇条書きにし、都度感想・解説を入れるやり方にします!

 

○巧妙なトリック

白猫の6th記念イベントであるHorizonシリーズでは、物語の黒幕が一体誰なのだろうかといったミステリー要素が含まれていましたが、真相は特に捻ったトリックはなくド直球なものでした。ただFragment Versusでは違います。黒幕の隠され方や伏線の張り方がモノホンのミステリーの如く巧妙であり、イベント開催前に真実に辿り着いていた方は私が見る限りほとんどいませんでした。ただそのトリックの種を知れば、実はFragment Roadの時点で正体を暴くことが可能だったのです…。

その真相とは、

ラムルの本当の名はパルスクであり、実は別世界のキャラクターであった。その世界で破壊の神子と化していたサヤと2人で現世界へ旅立ってきており、力を失ったサヤの再覚醒を目指して行動していた。ジンは実は現世界の住人であり、エピタフによって異世界トラベラーだと錯覚させられていた。

というものでした…。

いやはや恐ろしい…😱。先程も述べましたが、この筋書きについてはFRの時点で予想することが出来たんですが、素晴らしい叙述トリックによって隠されていたわけです…。(まぁ我々ユーザーだけでなくエレノアやディランなど登場キャラクターも軒並み騙されていたので、これを完全な叙述トリックと呼んでいいのかは怪しいですが…)。何にしろ、そのトリックを暴く伏線等がしっかりFOからFRに張り巡らされていたというのは紛れもない事実です!以下、そのトリックや伏線についてまとめ解説していきます!

異世界トラベラーのオッドアイ

FNにおいて、異世界からやってきたディランとエクセリアの目に注目してください。2人とも何故かオッドアイになっていますよね?

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実はこれが異世界トラベラーである伏線になっており、ジンがオッドアイでない→現世界住人であることを示していたんですね。え、じゃあクロノアとラムルは??となるでしょうが、クロノアとラムルは右目を上手く見せないようにしてるんですね。ちなみにクロノアはFVで右目を解放しますが、しっかりオッドアイになっています👀。サヤはどうなのかというと、FOからFRの間はオッドアイではありませんでした。しかし、覚醒後のサヤはオッドアイになっています。

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少し想像が入りますが、あくまでトラベルしてきたのは覚醒サヤであり、封印されていた内なるサヤは別人の扱いになっていたのではないでしょうか?また、後述する異世界トラベラーの共通点にも、正気サヤは共通せず、覚醒サヤには共通する部分もあります。

・スタートアップ演出

エストのスタート時に演出が入ってかっこつける(スタートアップ演出)キャラがたまにいます。FOにおいて、何故かクロノアのみその演出があり、ジンにはありませんでした。また、FNのディランとエクセリアにもスタートアップ演出がありました。もうお分かりでしょう。

異世界組にのみ、その演出が意図的に付けられていたのです…。ちなみにサヤに関しては、モードチェンジ前のサヤには演出はなく、モードチェンジ後の覚醒サヤにはしっかり演出がございます。

・ラムル=エピタフと思わせるミスリード

Original Horizonや白と黒の章のおかげで、白猫プレイヤーの中には黒幕=エピタフ🤡という印象が染み付いています。そんな中、ラムルのビジュアルを見てみると、右目にエピタフを思わせる縦の傷がはいっているんですよね。

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これらより、私を含めた多くのユーザーが、ラムル=エピタフであり、物語の黒幕であると想像していたわけです(実際Twitterでサーチしたらそういった予想をしている人が多かった印象です)。ただこれがミスリードだったのです!!ラムルの右目の傷はただサヤに付けられたものであり、エピタフのそれとは無関係でした。これにはやられたと思いました。実際FOからFRにおいて、ラムル=エピタフといえる根拠なんてなーんにも無かったのですから…。これまでの周年イベを通じて我々に植え付けた思い込みを利用したミスリードに、ダマされた人は多いのではないでしょうか。

異世界トラベラー組の痛みの共有について

こちらもジン=現世界組の伏線でした。FNにおいて、ディラン、エクセリア、クロノアが激突した際、痛みの共有が発生しましたよね?これはエピタフによって仕込まれたものであるということが作中で述べられています。

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ならばなぜジンには発生しなかったのか。ディランはジンが自分たちとは違い特別待遇されているからと述べていましたが、実際はジンのみ異世界トラベルをしていなかったからなんですね…!いやー、よく出来た伏線ですなぁ!😳

・ラムルとパルスクの声優

これは気づいていた人も多かったですが、2人とも声優が置鮎さんだったんですね笑。私もFOの時点で気づいていたのですが、まさか異世界から来た同一人物だとは見抜けませんでした…(正確にはそういった考えには及んだのですが、トラベルする動機が思い付かなかったので無いなと切り捨てました笑)。

・ディランの年齢によるトリックのヒント

FNにおいて、ディランはどう見てもおじさんの姿で登場しました。実際これは作画が不安定だったからではなく、現世界の見慣れたディランよりも歳をとっていたからなんですね。実はこれも叙述トリックを見破るヒントになっていたわけです。異世界からトラベルしてくるというのは、同じ時間軸のみとは限らず、未来の世界からも飛んでくることが可能であると示していたのです。これと上記の声優一致説より、ラムルがパルスクの年老いた姿であるという想像が出来たはずです。見破れなかったのが悔しいなぁ…😭。

はい、叙述トリックの解説については以上になります。いやーー、ジン=現世界出身ということにさえ気づくことができたら真相に辿り着けていたかもしれなかった…🥺。本当に見事です!コロプラさん!(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

○47話「決死の戦い③」が白猫史に残る神ストーリーだった件

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Fragment Versusのストーリーは全体的によく出来ていたのですが、その中でもクライマックスである47話「決死の戦い③」の出来が本当に秀逸なんです…!!私は白猫プロジェクトの全てのイベントストーリーを見てきましたが、本当に心に残った話を挙げろと言われたら少ししか頭に浮かびません。WORLD END 48話「アイリス」、Crisis Horizon 14話「きめかた」、Original Horizon決着編 18話「ずっとしたかったこと」くらいでしょうか。

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このどれもが素晴らしく、めちゃくちゃ泣かされた記憶があります(笑)。しかし今回、これら全てを凌駕する究極の1話が誕生しました。それが47話「決死の戦い③」です。恐らくですが、Fragmentシリーズのライターさんはこの1話を描きたくてこれまでのFragmentシリーズを作ってきたのではないでしょうか?それくらいこの1話にはFragmentシリーズの全てが詰まっています。その魅力についてみっちり語っていきたいと思います!

・徹底的に無駄を排除した構成

実は「決死の戦い③」に登場するキャラはたったの4キャラです。Fragment Versusには20を越えるキャラクターが登場してるのに、たったの4キャラです!!そのメンバーとは、主人公、ジン、クロノア、サヤです。この4人の内、ジン、クロノア、サヤの3人はFragmentシリーズの原点であるFOのキャラであり、もう1人が白猫プロジェクトの主人公ということで、Fragmentシリーズのクライマックスとして徹底的に無駄を排除しためちゃくちゃ純度の高いキャラ構成なわけです…!光の王であるエレノアでさえ、この1話には登場しません。正にFragmentシリーズの全てをここに詰めたぞ!という印象を強く感じました。

・全ての台詞が重要かつ秀逸

上に述べたように、この1話に登場するキャラクターはFragmentシリーズの最後を飾るに相応しい人選です。そしてその4キャラクターが織り成す会話劇もまた、Fragmentシリーズを締めるに相応しい素晴らしいものだったわけです。もう全てのセリフに意味があり、見逃せない😳。これまでのFragmentシリーズを凝縮させたような密度たっぷりの強力な台詞の応酬。目と耳が釘付けになってしまいました…👀👂。

クロノアの右目に関する真実

NW1章で初登場したクロノアですが、何故か右目を仮面のような黒い物質で隠していました。当時は闇堕ちしたビジュアルを強調するためかなと思っていたのですが、遂に真実が明かされました。クロノアがアイリス様から受け取った光を1部閉じ込め、いつでも見られるように右目の前に固定化していたのです。

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クロノア異世界トラベル前には仮面をしておりませんでしたので、トラベルの直前でこの行動を起こしたことになります。恐らく、アイリス様のために非道を行うことを決意したが、それが揺らがないように常にアイリス様を感じられるようにしたかったのでしょう。言い換えると、御守りの様なものでしょうか🤔。またこれは想像ですが、明るい場所でも光を感じられるように、仮面に閉じ込めたのではないでしょうか( ˘ω˘ ) 。そしてこの1話では、その真実が明かされた後に右目が解放されます。

ちなみに、同イベント中にはなりますが、右目の前にアイリス様の光が残っている伏線はしっかり貼られていました。

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これは1つ目の分岐で脅威組を選んだ後に見れますが、クロノアがしっかりとアイリス様の像を感じています。背景が黒なのは、仮面の内側でアイリス様を見ているという演出だったのですね。

・抗いの物語

決死の戦い③はクロノアの「抗いの物語」の終着点になっています。これを語るために、少し前の物語についてお話ししましょう。

クロノアが現世界へと旅をしてきたのは光の王と闇の王の力を手に入れ、自分が救いたかった世界を救うためです。要するに、滅びの運命に「抗う」ためなのです。そしてその「抗い」を支えるものとして、右目の前に封じた光があります。

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これはクロノアの過去回想です。虚無のソウルにより世界から光と闇が滅びましたが、光の王であるエレノアの中にはまだ少しだけ光が残っていました。WORLD ENDのアイリス様も同様の現象が起きており、その光があったことでエレノアと出会い、滅びの運命に「抗う」ことができましたよね。クロノアもこの少しの光を支えにし「抗う」ことを決意します。

Fragment Versusとは、クロノアの「抗い」の物語でもあるのです。

しかし白エレノアに負けたとき、もう抗えないと述べています。

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このセリフは白エレノアに敗北したから出たのではなく、自分の「抗い」を支え肯定してくれる「右の瞳の前の淡い光」が無くなってしまったからなのでしょう…。こう分析していくと、非常に論理的な物語だと思いませんか!

・黒衣のエレノアが最後に願ったこと

さて、話を47話に戻しましょう。クロノアは白エレノアに光の王の「役割」を奪われ、自分を支えてくれた右の瞳の前の淡い光も消えてしまいました。ですが最終決戦の際、自分の中にまだ一筋の光が残っていることを信じ、自分を支えてくれたアイリス様の光を手放してでもジンとサヤを救いたいと願いました。そのクロノアに対し、アイリス様は応えてくれました。

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このシーン、私は白猫プロジェクト史上最も好きなシーンです。クロノアの台詞回しがセンスの塊で、ワード数は少ないもののクロノアのこれまでの想いが全て伝わってきました。石見舞菜香さんの演技もこの上なく素晴らしいです。

先程、右の瞳の前の淡い光は「自分の「抗い」を支え肯定してくれる」ものと述べました。これを踏まえて、クロノアの次のセリフを見てみましょう。

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自らの目的である「抗い」をジンに託しているんですね…。要するに、一見ご都合主義に見える「最後の光」の発現ですが、これはアイリス様の願いに反していたクロノアの「抗い」が変質しアイリス様の願いと合致したため、「最後の光」が発現することができ、それをジンに与えた=「抗い」を託したという解説ができます。この超論理的な展開もFVの素晴らしい点の1つだと思います!(๑•̀ㅂ•́)و✧

・アイリス様の願い

白エレノアと対峙した時、あなたの行う非道は光の王に相応しくなくアイリス様はそのようなことを望まないと言われました。実際、クロノアのもつ光の王の力は「正しき者」である白エレノアの元に移りました。

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この際、一瞬アイリス様の顔が映るのですが、泣きそうな顔をしていたのです。ですが、クロノアがジンとサヤを救うため「最後の光」を願った時、笑顔のアイリス様が一瞬映るんですね…。こういった細かい部分にも気が配られていて良くできています。

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WORLD ENDを見ている僕達からすると、クロノアのいう「アイリス様の守りたかったもの」は少しズレていることが分かりますよね?

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実際、クロノアのやり方ではアイリス様は笑ってくれませんでした。このシーンは、クロノアが真の意味でアイリス様の「守りたかったもの」を守れた瞬間なのではないでしょうか。

・「破壊」の力に託す願い

上記シーンの後、クロノアの仮面が割れ、右目が顕になります。両目のクロノアの可愛さに見惚れた後、流れてきたセリフが

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いやエモすぎるだろぉぉぉぉぉ!!!!!!

Fragmentシリーズのテーマの一つである「破壊」。破壊とはこれまで何かを壊すネガティブなワードとして使われてきましたが、最後の最後にそれが覆ります。破壊の力を救いの力として描いたのです。こんな素晴らしい脚本が他にありますか!?いや無い!!!!!!😤✨。そりゃアイリス様もニッコニコで力託しますよね…。

 

さて、少しクロノアばかりについて語りすぎましたので、次からは他のキャラにも触れていきたいと思います(笑)

 

・Fragment Originを想起させる神展開

サヤを救いたいがもう身体がボロボロで動かないジン、そこでやって来たのが何を隠そうクロノアなのです!!(結局クロノアについて語るやーつ)

その時のセリフに注目してください!!!

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勘のいい人なら気づいたでしょう…。ここ、Fragment Originのシーンと対になってるんです!!!!!!!(⊙ꇴ⊙)(⊙ꇴ⊙)

Fragment Originでのシーンはこちらです

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ちなみにFOではジンがクロノアを、FVではクロノアがジンをそれぞれ助けに来ています。こんなエモエモなシーンがありますか!?!?いやない!!!😭😭

このストーリーではFragment Originの3キャラと赤髪しか出てきていないと言いましたが、やっぱりFragment Originを強く意識した構成になってるんですね!👍👍本当に素晴らしい(´∇`)

最終章に最初期のシーンのオマージュを入れてくる作品は例外なく名作という説が当てはまりますな(*^ω^*)

・ZERO CHRONICLEとWORLD ENDの主人公から送り出される真の主人公

白猫の周年イベントのクオリティとハードルをぶち上げた3th記念イベントのZERO CHRONICLEと4th記念イベントのWORLD END。これらの主人公は「闇の王子」と「エレノア」です。そしてこれらイベントの要素を多く含んだのが8th記念イベントFragment Versusです。ジンがクロノアによって力を取り戻し、サヤを救いに向かう時、3thと4thの主役(両方とも、本質的には違うが同一の人物)から送り出されます。このシーンは熱すぎる…。たった1話にどんだけ熱くてエモいシーンを紛れ込ませるんだぁぁ!!!!

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・最高の場面で最高のBGM

決死の戦い③でクロノアがジンに力を託す最も重要なシーン。ここで遂にFragment OriginのメインテーマBGMのアレンジが流れます!(初めて流れたのはサヤ戦の戦闘BGMとしてですが)。

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白猫のイベントでは、Ep.1で使われたメインテーマBGMがアレンジされて使用される傾向があります。帝国戦旗、紅蓮、Horizonシリーズなどなど。Fragment Versusを遊んでてもなかなかそれが無かったので、今回は無いのかなーと思ってたのですが、まさかいっっっっっちばん良いシーンで切り札として使われるとは!!!😳😳コロプラさんにまんまとやられました…。こんなん感動するに決まってます!!!後にも述べますが、FVは本当にBGMのクオリティが高い!!個人的にWORLD ENDと並んで白猫のツートップだと思います!そしてその中でも「Versus─最後の断章・終幕─」はトップクラスのクオリティだと思っています!!

・声優陣の最高の名演

これはもうここで語っても仕方ないです。どうか実際に見て、聴いてみてください…!仮面を外しジンに抗いを委ねるクロノア、「一緒に生きよう!」と咆哮するジン。言葉で表せないくらい素晴らしいです。特に最後のジンとサヤの掛け合いは、白猫の歴史に残るくらい熱いシーンだと思います…!🔥

 

はい、ここまで「決死の戦い③」について長々と語りましたが、いかがだったでしょうか!?Fragment Versusはメインストーリーに断章として含まれているので、また見返してみてください!(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

さて、当然のことですが、Fragment Versusの魅力は「決死の戦い③」だけではありませんよ…!笑

ここからは他の話で秀逸だった所を紹介or解説して行きます!

 

○白猫NEW WORLD'Sのテーマである「繋がり」を意識した構成

2021年後半にスタートした白猫NEW WORLD'S、新たなUIやバトルシステムが実装されましたが、そのテーマの一つとして「繋がり」が挙げられるでしょう。本作はNEW WORLD'Sの実装記念であるNW1章から繋がる物語であるので、このテーマが強く意識されています。そしてその最たるものが我らが主人公の覚醒シーンでしょう!!覚醒時、仲間たちの意思のようなものが繋がり、赤髪に力を与えました。これこそNEW WORLD'Sを代表する演出だと思います!

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そして、ZERO CHRONICLE、そしてメインストーリーとの繋がりを象徴するかのように、一部で生を終えたヴァルアスが最後に力を与えてくれました…。

 

○今度は間に合ったセレナとヴァイス

7thでは居なかったことにされたセレナとヴァイス、折角メインストーリーキャラに昇格したのに今回も置いてけぼりか、、、。誰もがそう思ったでしょう。ですが、まさかのサプライズ登場!!😳しかもめちゃくちゃ良いシーンで出てきます!!正直鳥肌立ちましたよ…。しかも2人が交戦中の飛行島に侵入できたのがDragon's Recordのアザクとガオシーの助力によるものということで、非常に自然な流れだったと思います。Dragon's Recordの絡みに関しては、FRでザッパグさんが出てきたことから匂わせはありましたしね!

 

○過去作との「繋がり」

本作には過去作を思わせるセリフが要所要所に潜んでいます!

WORLD END、NW1章との繋がり

1番わかりやすいのはエレノアのこのシーンでしょう

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NW1章でエレノアはキングスロードに大切なものを護る<剣>で在りたいと願いました。そしてFragment Versusで、それが<ガリウスの護剣>グラハムを強く意識しているということが示されました。WORLD END 2とも言えるような超王道の展開です!

NW1章との繋がりはまだあります。それがここです。

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左はNW1章で堕ちる前のクロノアの言葉で、右はクロノアに対峙したエレノアの言葉です。この言葉にはエレノアの根っこの部分が込められている気がします。エレノアはアイリス様が守りたかった美しい世界を取り戻したかったのです。

そしてWORLD ENDとの繋がりはこの部分にもあります。

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このシーンはもう、、、言葉はいらないでしょう…。

・Extend Horizonとの繋がり

これは繋がりというかリスペクトと言えるでしょうが、ここのセレナの台詞が実はExtend Horizonをオマージュされてるんです。

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セレナさんは天才美少女なので、分かりやすく教えてくれます!(笑)

まだまだありますが、全部言っていてはキリがないのでこの辺にしときます。皆さんも他にオマージュ部分などを見つけたら教えてください!(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

○一切格が落ちない脅威組

脅威組はジン・サヤ・クロノアのストーリーの根幹に関わる組とディラン・エクセリアのサブ組に分けられます。こういう場合、普通の物語だと後者は味方の噛ませになる場合が多いのです。しかしFVでは違います。ディランとエクセリアが一切格を落とさず強いまま物語を終えるのです。何しろ、彼らは物語中1度も負けていませんからね…!😳そして、最終的にも変に懐柔はせず「脅威」であるままでした。シリアスストーリーが面白い条件の一つとして敵が良いキャラだということが挙げられますが、これほど格を保ったまま敵で居続けてくれるキャラクターは珍しいです。(それに反してエレノア以外のKR組が噛ませになっちゃいましたが、、(笑))。また、2人が闇堕ちした経緯をしっかり描いてくれたところも高ポイントです!話数は1話しかありませんでしたが、非常に長尺で重要な部分はしっかり描かれていたので文句なしです!😎👍

○エクセリアの闇落ちの説得力

上記の話に関連しますが、ディランとエクセリアの闇落ちした経緯がしっかりと物語で描かれます。その内エクセリアが闇落ちしたエピソードが非常に良く練られていました。

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オルグはエクセリアに、ドラグナーの在り方を最も体現するのがエクセリアとラピュセルだと言いました。ドラグナーとは人と竜の間に立つものです。故に、最も竜の視点に近い位置に立てるのがエクセリアであり、エクセリア以外のドラグナーにはエクセリアとラピュセルの怒り・悲しみを理解することは不可能なのです。だからここまで闇落ちしたのです!!非常に論理的ですな!!😳

 

○ディラン・エクセリアを転生させた意味

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48話のこのシーン、大好きなんですよ…!なるほど、異世界転生組にディランとエクセリアが選ばれたのはこの場のためだったんだな、と。堕ちはしたものの、王族としての覚悟と誇りを持っていた2人だからこそ、この場に相応しいわけですね!これまでのFragmentシリーズの随所に2人の王族としての心や所作が描かれていました。それらは全てこのシーンのためだったのだと思います。

 

○美しく締めた最終話

終わりよければすべてよしという言葉がありますが、FVは終わり「も」素晴らしかったです。最後にジン・サヤがエクセリア・ディラン・クロノアと少し会話を交わしますが、実は過去の物語で発されたセリフと対比になってるんですね。また、対比にすることで脅威組の未来を想起させたり、Fragmentシリーズとしての「締め」を演出しています。

・エクセリア

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左は最終話におけるエクセリアの最後の一言ですが、これはFVの6話で戦地へ赴く際の言葉(右)と同じです。ただ先の方は「別れ・決別」を意味し、最終話の方は「共存・許容」と言った全く反対の意味を持ちます。この対比が見事ですねぇ…。この一言だけで、ヒーロー組との戦いが本当に終わったのだと実感させられます。あと、左の一言はビックリマークが付いててちょっと可愛いです(笑)

・ディラン

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エクセリアと同じく、左が最終話で右がFVの6話の台詞ですね。両方ともお酒の話をしていますが、やはり意味がガラッと異なります。右は破壊の衝動に囚われかけている未熟なジンへの皮肉を含めた台詞ですが、左はそのジンという人間の在り方を認めたような具体的な台詞になっています。この後の「後悔のしない歳のとり方をしろよ、小僧」というセリフからも読み取れますね(´∇`)

クロノア

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ジンエレてぇてぇ…(*´﹃`*)。エクセリアディランと異なり、クロノアの最後の台詞はFOの台詞と対応しています!FOでクロノアがジンにナンパされた時の台詞ですね!!1番最後に1番最初の台詞をオマージュする作品は総じて神である。異論は認めません!!😡😡

・我儘兄妹

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これは本当の本当にFVの最後の台詞です。「破壊」というワードをポジティブな意味として使った「決勝の戦い③」も見事でしたが、最終話の「我儘」という言葉を「願い」として用いているのも本当に素晴らしいです…。Fragment Versusという超大作の最後に相応しいですね!

 

○今後の展開への伏線

FVではFragmentシリーズにおけるヒーロー組VS脅威組の戦いは一旦終結(休戦ですが)しました。しかし当然ながらクロノア達の物語は終わったわけではなく、今後エピタフとの戦いに少なからず絡んでくるでしょう。そういった展開への伏線が上手に組み込まれていたので軽く紹介します( ・ㅂ・)

・「順序は前後するかもしれません」

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まぁ分かりやすい伏線ですが、これは明らかにクロノアさんのデレ化を意味していますねw。この言葉から読み取った意味を踏まえて、私の想像ですが、8thは10thのEp.1に当たるのではないでしょうか?記念すべき10thですから、周年イベントを前座にするくらいの事をやってくれないと困ります!(*^ω^*)

・戦いの決着

さて、Twitterなどを眺めていると、極たまにFragment Versusの顛末に関してなぜ決着を付けなかったんだーという批判的(?)な意見が見られます。ただそれは少し見当違いなのではないでしょうか。なぜなら、脅威組は赤髪とアイリスの慈悲で生かされているだけであり、実質的にはヒーロー組の勝利だからです。だって考えてみてください、あれだけ多くのコミュニティを持つ飛行島の冒険家です、最終話の段階で誰かテキトーに援軍でも呼んだら余裕で脅威組を潰せるでしょう。そして脅威組は今回の戦いでとてつもなく多くの戦力を失っています。クロノアは光の王の力を、ディランとエクセリアは大量の魔物と竜を、そしてジンとサヤが破壊を分割して使わない宣言をしています。これはどう見てもヒーロー組の勝ちです。

ただまぁこのまま放置して傷が癒えた後にまた人を殺める可能性があるんじゃないかと言われるとそうなんですが、赤髪アイリス達は闇側だったグローザを仲間に引き入れてますし、基本的には即処断ではなく更生を願うタイプなのでしょう。赤髪はすべてを守るという宣言もしていますし、今後なにがあっても守り抜く覚悟の表れでもあるのでしょう。

 

○様々な演出

ここまでは主に脚本について触れてきましたが、FVで素晴らしかったのはそれだけではありません。演出も秀逸だったのです…!!それらについてちょこっと紹介していきます(๑•̀ㅂ•́)و✧

・運命の選択

6th記念イベントOriginal Horizonで採用された運命の選択システムですが、本イベントにも使われていました。むしろ6thの時よりも上手に使用されていたと感じました(笑)。Fragmentシリーズはヒーローとヴィラン双方の視点で進行する物語なので、このシステムがピッタリだったわけです。また、選択画面に行く前に各キャラが決意などを喋るのですがそこも見事でした。「あなたはどちらの決意を見届ける?」といった問いかけになってるわけですね(´∇`)。正に運命の選択です。皆さんはどちらの視点で物語を進めましたか?自分は脅威組視点でした!( ・ㅂ・)و ̑̑

・サヤの暴走

物語後半、サヤが破壊の衝動を享受し覚醒形態になりました。その前後で過去のサヤが描かれましたよね。その際のクエストにOriginal Horizonシロー編と同様の演出が使われています。人間型の敵を倒した時、それが消失せず残り続けるといったやつですね!この演出、Original Horizonの時から物凄いなぁと思っていましたが、まさか今回でもこんな上手に使われるとは、、、😱。そしてこのクエストの良いところはこれだけではなく、BGMにSong ver.(歌付き)が使われているのも素晴らしいです。なんと言うか高貴で厳かで神秘的で、かつ残酷な雰囲気を感じる秀逸な曲でした。これら演出のおかげで、覚醒サヤの恐ろしさを100%感じることが出来ました。

 

山崎寛子さんの楽曲

さて、ここまで物語について長々と触れてきました。正直まだまだ語れることはあるのですが、さすがに永遠に書き連ねるのはよろしくないので、そろそろ締めに入りたいと思います。

本ブログの締めとしては、Fragmentシリーズの締めとして使われた山崎寛子さんの曲が最も相応しいでしょう。ただ正直、これについては、頼むからまずは聴いてくれとしか言えません(笑)。大丈夫、絶対に損しないので(笑)。なので中身以外のことに少し触れたいと思います!

3rd以降、山崎寛子さんは周年の主題歌orEDテーマの歌唱・作詞・作曲・編曲を担当してくださっています。3rdはRay、4thはLux、5thはSHINE、6thはHope、7thはONE。どれも素晴らしい曲です!!

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内容が良いのもありますが、個人的にタイトルの付け方に絶妙なセンスを感じますね(´∇`)。特に7thのONEは3rd記念イベント「ZERO」CHRONICLEのアンサーとして素晴らしいネーミングです!

そして8thのEDテーマのタイトルはWill!このネーミングも素晴らしいですねぇ!!一言で未来を想起させる素晴らしい言葉選びです。そして安易にFutureとしないところがいいですね。Willとは未来形を表しますが、現代に生きる者が新たなる可能性に向かって進むというニュアンスも含まれていますからね(๑•̀ㅂ•́)و✧9thイベントのテーマソングも楽しみです(´∇`)

 

さてさて、ここまで見てくださってありがとうございました!!約16000文字と結構な文量になっちゃいました(笑)。ですがFragment Versusはこれでも語り足りないくらい素晴らしい巨作です!!ぜひぜひ、9thイベントの前に見てほしいです!!(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

 

【うーん・・・と思ったところ】

と、ここで終わりたいところですが、初めに申した通りFragment Versusのうーん…な点もお話しておきます。まぁそんなに無いですが(笑)

 

○KR組の扱い

はい、やっぱりFragment Roadで登場したティナ・シエラ・オスクロルの3人に余り必要性を感じませんでした。いえ言い方を変えましょう。必要性を感じる描き方が為されていませんでした。Fragmentシリーズの中で唯一、運営の都合を強く感じてしまいました。

この3人、ことある事に所信表明するんですが、これが本当にしつこい。なぜしつこく所信表明するか、それは、運営がこの3人を出したことの(物語上の)意味を主張したいからです。ですが正直パッとしません(特にオスクロルとティナ)。いや君たち偶然そこに居合わせただけやん、と。正直これならセレナとヴァイスにエクセとディラン任せてよかったのでは?と思うのですが、ストーリー上セレナとヴァイスを簡単に負けさせられないのと、なんだかんだ言っていい感じの噛ませになってくれたので、良しとしましょう( ˘ω˘ ) 

 

○鍵の使い方

Fragmentシリーズではエピソードごとに「解放鍵」が手に入りました。これが何かしら重要な場面で役立つのかとワクワクしてましたが、実際のところは分岐エピソードを解放するためだけのものでした。この鍵ってキャラクターたちにも認知されていてメタ的なアイテムではないので、この使い方はどうなのかなと思いましたね!!😡

 

○ストーリー分岐

ストーリー分岐自体はとても素晴らしいと思うのですが、ヒーロー組か脅威組を選択する上で明らかに話の面白さが変わってくるんですね。むしろ以降の話の没入感に関わってくるレベルで異なります。当然脅威組を選択する方が面白いのですが、その中でエクセとディランの過去が描かれています。これを見るか見ないかで以降の話の感情移入が全く異なってしまいます。分岐のアイデア自体は良いのですが、もうちょい何とかならなかったのかなーと🤔

 

【最後に】

以上です!!!!本当にここまで見ていただいてありがとうございました!!!🥺

FragmenVersusは脚本もキャラクターもBGMも演出も、何から何まで素晴らしい作品だったので、絶対に見てください!!!

どうやら9thイベントにも深く関わるようなので、皆さんなら当然見ますよね?😏いや寧ろ2週目に行く方もいますよね😏

白猫の周年イベントは本当に面白いので、9thイベントも本当に楽しみですね…!!

 

では、また!(* ̄▽ ̄)ノ